御座船パレードを見に行かれた事がありますか?テレビで見ているだけでもその壮大なスケールの盛大なパレードに圧倒されてしまいます。まるで中世の絵巻物の様で、伝統に培われたこの行事はタイ人の誇りと言えるでしょう。スコータイ時代(13C中頃)から王達によって行われた水上輸送行列が基になっていますが、1996年プミポン国王在位50周年の祝典パレードの際の御座船が記念切手になり、その後1997年、2000年、2001年と4回発行されています。12×3.4cmもある大きな切手で、とてもきれいで使うのがもったいない程です。Ruriではこの切手を額に入れて売っていますが、まるで小さな絵の様で一見切手に見えないところが面白く、日本へのお土産としても人気があります。4枚揃って眺めてみると、それぞれの船首の違い等が比較でき興味深いです。1996年製は王家の紋章であるガルーダがナーガを捕まえており、その上にラーマキエン物語の主人公ラーマ王子が乗っています。その翌年のものにはホン(ハンサ)、2000年製には7つの頭のナーガ、2001年製には何百ものナーガ像が細かく彫られています。お土産用には1枚でよいですが、ご自宅用には4枚セットの方がより記念になる事でしょう。
切手をいただいた時、きれいで珍しい記念切手が貼られていると暖かい心配りが感じられうれしくなりますね。切手のcollection がブームの時代がありました。郵便局でわざわざ並んで買ったり、集めた切手を交換し合ったりしたものです。ひところ程のブームはないにしろ色々な切手を集めるのは楽しいことです。タイにスパンナホン(王室御座船)の大きい切手があるのを御存知ですか?スパンナホンは王室の特別行事に使われる船で、船首にホン(鳳凰)が付いています。ハムサとも呼ばれています。御座船がくり出る水上行進は盛大でさながらめくるめく中世の絵巻物のようです。さて、この切手は11.5×3cmもあるのにたった9バーツ!日本ではこんなに大きな切手なんて見たことがありませんね。日本へのお便りにこの切手を使われるときっと驚かれるでしょうが、しばらくすると机の引き出しの中に眠ってしまうかもしれません。そこでこの切手を額に入れてみました。まるで小さな絵のようです。一見切手とは思えないところが面白いですね。小さい額ですのでちょっとしたお部屋のアクセントにおかれるのも良いですし、コンパクトなのでお土産にも最適ですね。