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〜 タイの4月 〜
ソンクランの水かけ タイではお正月が3回もあります。いわゆる新年(1月1日)、旧正月(中国正月)、そしてタイ正月(ソンクラーン)です。中国正月はタイの祝日ではありませんが、中国正月の間は華僑関係の会社・店はお休みになりますので、タイ社会での影響は大きいですね。
 さて何と言っても一番華やかなのは4月3日の「ソンクラーン」です。今月は「ソンクラーン」の由来についてお話してみましょう。
 太陽は黄道(太陽の年周軌道)12宮(星座)を移動しますが、新しい星座に移る最初の日の事を「ソンクラーン」といい毎月の初日を意味します。本当は「マハー・ソンクラーン」と呼ばれるこの日は、魚座から12宮第一の牡羊座に移行する日で新年の「元旦」にあたります。
 「ソンクラーン」の起原は北インドの春分行事により、語源はサンスクリット語の新年の祝祭「サンクラティーンティヒ」に由来しています。タイの祝祭日は仏教に因んだ休日が殆どで仏教儀礼が中心ですが、国民行事の中でも最も知られている「ソンクラーン」と「ローイ・クラトーン」は実はバラモン儀礼なのです。農村の生活は水とは切っても切れない関係ですが、この2つの年中行事はどちらも「水」にまつわっています。「ソンクラーン」は6月頃から始まる耕作期に十分な雨の恵みを受ける事を願った雨乞いの行事として水をかけ合うので「水かけ祭り」として知られています。
 「ソンクラーン」が終わると農繁期が始まり11月下旬からの「ローイ・クラトーン」の頃に農作業が終わります。水を求める祈りの「ソンクラーン」に対して「ローイ・クラトーン」は水の恵みへの感謝の祭りです。一番暑い時期に水をかけ合う祭りにタイの風物詩を見る事が出来ますが、その行事にバラモンの影響をみたり、「ソンクラーン」と「ローイ・クラトーン」によって農民のライフ・サイクルが区切られているという見方をすることは興味深いのではないでしょうか?
 また、「ソンクラーン」は「灌仏節
(かんぶつせつ)」ともいいます。「灌仏」とは仏像に聖水を注ぐ事を意味しますが、日本でも4月8日に「灌仏会(かんぶつえ)」という仏像に甘茶を注ぐ行事があるのを思い出されませんか?


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