しかし、ノントックはその力を利用して神々をどんどん殺してしまったので、シヴァ神は困り果てヴィシュヌ神にノントックを懲らしめるように頼みました。ヴィシュヌ神は美しい踊り子になりノントックの前に現れ、彼を魅了し一緒に踊り始めます。
美しい踊り子に化けたヴィシュヌ神。
ヴィシュヌ神は踊りながらノントックが彼自身を指す様に仕向けました。殺す力を持った指でノントックは自らの身を滅ぼす事になるのです。ノントックの命が果てる間際にヴィシュヌ神は踊り子の姿から本来の姿を現します。それをみたノントックは思わず叫びました。「お前は手を4本も持ったヴィシュヌ神ではないか!踊り子に化けて騙したのか!!俺が負けてしまうのは当たり前だ」ヴィシュヌ神はそこで「では来世で私は手が2本の人間となり、お前は手が20本、頭が10個の鬼となって生まれ変わりもう一度戦おう」と言います。このような前世の因縁に導かれヴィシュヌ神はラーマ王子となり、ノントックはトッサカンとなり来世で戦うことになるのです。 |