シリキット王妃は今年69歳を迎えられます。1950年18歳で御結婚され、6年後国王が出家期間中には摂政として国王の代理をされ高い地位の称号をお受けられました。又、国の内外を問わず国王に随行され各地で親睦を深められたり貧しい人々の救済に力を尽くしておられます。タイ赤十字総裁を務められる他、山岳民族援助など自らも女性の立場に立った社会福祉活動を実践され1976年には財団を設立されました。これらの献身的な努力などの御功績により、タイでは従来「母の日」は4月でだったのですがこの年王妃の誕生日に移行される事になりました。「タイの母」として敬愛される王妃の誕生日は国民の祝日として祝われ、街のあちこちに王妃の肖像が飾られます。又日本では母親にカーネーションを贈りますが、タイでは薫り高いジャスミンの花(ドーク・マリ)を贈ります。「母の日」が近付くと花屋にはジャスミンの花束が並ぶ事でしょう。